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仕入れ業務効率を1/3に圧縮「信じられるものだけ」を発掘しリピート増

京都河原町・GOOD NATURE STATION のグッズ活用事例

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- まずは会社のご紹介をお願いします。

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(株)ビオスタイルのEC・外販事業部長の田部井です。当社は京阪ホールディングスを母体として、2017年に設立され、GOOD NATURE STATION という小売・ホテル・カフェの複合施設を京都河原町で運営しています。“信じられるものだけを、美味しく、楽しく。人も地球も元気にする “GOOD NATURE”なモノ・コトが集まる場所” というコンセプトで、地元の方や観光客の方にご利用いただく施設と、EC事業を運営しています。

GOOD NATURE STATIONのホームページ: https://goodnaturestation.com/

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- 田部井さんはGOOD NATURE STATION の立ち上げからいらっしゃったそうですね。田部井さんご自身のバイヤーとしてのキャリアを教えていただけますか?

GOOD NATURE STATION の前は、主に富裕層向けのカタログ通販のバイヤー業務に従事していました。そこではメーカーさんから様々な商品のご提案もいただきながら、”業界のなかで一番質が高いもの” を見抜いていく仕事、というイメージです。

時代の流れで、そのカタログ通販事業は徐々にEC事業へシフトしていくなかで、私もEC事業を統括する立場に移っていきました。そんな中で、一般流通品では差別化が難しく、「お隣のオンラインショップにはない、そこにしかないモノってなんだろう」ということに頭を悩ませていました。また、バイヤーとして「自分にしかできないこと」も探していました。

そうした中、ビオスタイルがGOOD NATURE STATION とEC事業を立ち上げるタイミングで2018年に入社することになりました。

ビオスタイルが運営するGOOD NATURE STATION では、5つのGOOD を大切に仕入れの基準としてます。「人にも、自然にも、いいものを。」というコンセプトです。健康や環境に過度にストイックに向き合うことは、本質的なしあわせとはちょっと違うと思います。これからの時代に必要なのは、我慢するのではなく、楽しみながら、健康的でいいものを自分らしく取り入れるライフスタイルです。だから、認証などの一律の基準ではなく、私たちバイヤーがひとつひとつブランド・生産者の背景を吟味しながら膨大な手間をかけて良い生産者と商品を発掘していきます。友人・知人・家族の誰に対しても胸張って、本当にごまかしがなく「信じられるモノ」だけを仕入れていく。こんな事業です。

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仕入れにこだわるからこそ多大な業務負荷に

- 一方でこのポリシーを実現するために業務上の課題もあったと伺っています。

はい、そうなんです。ブランド・商品の背景を掘り下げて吟味していくプロセスは膨大な工数がかかります。大きくはリサーチ・商談・販売準備の3つの業務です。

まず、よいブランド・生産者を知るためにリサーチを行います。ウェブ検索、SNSでのモニタリング、リアルの展示会に赴くなどして、膨大な候補からよい商品の目星をつけることからスタートします。

そのリサーチを経て、仕入れを起こす際にすべてのブランドさんと商談を行い吟味を行っています。私たちは店舗で食品は数千SKU, 化粧品・雑貨でも千以上のSKU取り扱いがありますが、このプロセスを、オンラインは専任バイヤーは無し、食品で2名、コスメ・雑貨で1名の体制で行わなければなりません。

そのうえで、販売準備です。販売までには、各ブランドさんとの口座開設・契約書締結、社内システムへの商品登録、そのために必要な情報の収集を行います。そして発注・入庫処理を経てようやく販売開始となります。POSへ登録する際にはJANコードが必要になりますが、ブランドさんによってはJANを持っておらず、社内用JANを発行することが必要になる場合もあります。

これらひとつひとつは「地味に面倒くさい」業務で、積み重なると多大な業務負荷が発生します。

 

グッズで仕入れにまつわる業務を1/3 に圧縮

こうした「地味に面倒臭い業務」をまるごと解決できるのがグッズのサービスでした。

まず、リサーチの部分では、グッズで登録されているブランドさんは膨大で、一社一社リサーチをする手間が省けます。グッズではブランドに関する情報がブランドストーリーという形でまとまっているので、ブランドさん・生産者の情報のスクリーニングが非常にラクになります。また、グッズに掲載されているブランドさん自体の質がよく厳選されている安心感もあります。これによってバイヤー担当者がウェブ検索・SNS・展示会で探す手間が省けます。

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また、個社ごとに行っている商談にあたる部分もグッズで賄えます。さきほどのブランドストーリーで、従来は商談で聞き出すポイントも把握できます。また、グッズはオンラインサービスではありますが、担当の方のサポートもいただきながら、より詳細な情報をブランドさんから直接聞きだしたり、サンプルを手配することで吟味しながら仕入れの意思決定を行うことができます。

販売準備においても、グッズで登録されているブランド情報・商品情報は正規化されているため、仕入先1社1社に商品の仕様やスペック、画像の手配、商品紹介のテキストを個別に手配する必要がありません。加えて、口座開設もグッズだけで済むため、契約作業から商品情報の取り寄せの業務自体が不要になります。

結果としてリサーチ・商談・販売準備の各業務で、おおよそ業務量は1/3 に圧縮できます。これは限られた人員で、しかしGOOD NATURE STATIONとしてのバイイングの質を担保するうえでは非常に助かっています。加えて、グッズでのブランド・商品情報が充実しているため、弊社のECサイトへの商品登録作業も同様に効率化されます。店舗のみならず、オンライン販売での効率化につながっていると感じています。

 

EC販売では商品点数増でリピーター増・自然流入増

このように業務効率を上げつつ、仕入れ基準に沿った商品の仕入れが可能になることで、EC事業を伸ばすうえでのメリットも出てきます。

一つ目のメリットは、手間なく商品点数を増やせることで売場・ECサイトの鮮度を保つことができることです。お客様がいつ訪れても新しいご提案ができるため、リピーター増に繋がります。自社商品と組み合わせて仕入れ商品との補完関係を持たせる形で鮮度を保ち、お客様が飽きない状態、再訪したい状態をつくることはCRMの観点でも重要です。

もう一つのメリットは、EC事業において集客・流入経路の拡大に寄与する点です。弊社EC事業では広告での集客は継続的に実施していますが、理想はSEOを通じて自然流入が増えることです。これまでは商品点数を増やそうとすると業務圧迫が課題でしたが、先ほど申し上げた通りグッズではその問題が解決されます。そのうえで、例えば仕入れたブランドさんが話題になることでビッグワード以外での検索順位が上がり、ECサイトへの自然流入が順調に増える現象が起きています。

グッズでは各ブランド情報や商品情報が充実しているため、EC販売時も商品に関するコンテンツを手間なく拡充することができます。これによりブランドさんに関心をもったお客様のオンライン集客への好循環が起きると感じています。

これまでの業務プロセスでは、足りない情報を個別に収集することが必要だったため、リサーチからEC販売まで3ヶ月かかることはザラでした。これが1ヶ月もかからずEC販売にも繋げられる効果は大きいです。EC事業の売上を伸ばしていくうえでは重要な要素だと考えています。

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自社ブランドの卸販売でもグッズを活用

- ビオスタイルさんには、GOOD NATURE STATION での仕入れ利用だけではなく、自社ブランドの卸販売でもグッズをご活用いただいています

はい、弊社ではNEMOHAMO(ネモハモ) というブランドも展開しており、グッズをブランドとしても活用しています。

“根も、葉も、茎も、花も、実も。植物全部であなた全部を満たす。サステナブルでオーガニックなコスメ。” というコンセプトで、主に国産の植物原料でスキンケア・ヘアケア・ボディケアなどのラインを展開しています。このブランドのコンセプトに合致する、感度が高いバイヤーがグッズには多く存在しているため、卸販路の開拓でも利用しています。

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ブランドのコンセプトを深く理解していただきたいため、チェーンストアへの卸というよりは、ラグジュアリーホテルやセレクトショップへの流通開拓に力を入れています。ただ、こうした販路は購買担当やバイヤー部署にアプローチしていくことは非常に難しかったのですが、この点グッズではまさにそうしたマインドが合致するバイヤーさんが集まっており、卸のターゲット層に訴求できるのが大きな魅力でした。

また、ブランド価値を守り、販路管理を行ううえでの仕組みも構築されています。販路の最終判断をブランドとして管理することができるため、安心して卸先を広げていくことができます。バイヤーとしての業務の裏返しですが、口座開設・与信・請求の業務もなくなることは大きなメリットのひとつです。

 

小売・ブランドの垣根を越えたコミュニティとしてのグッズ

- 最後に、今後グッズへ期待することや展望を教えてください。

GOOD NATURE STATION のバイヤー・仕入れの側面では、引き続きいまの取り組みのメリットを活かして拡大していきたいと思います。ブランド・卸の側面では、これまでグッズを通じて知り合った他のメーカーさんとのコラボ企画の実現に至ったこともあります。

グッズは、バイヤーとブランドが垣根を越えて、ひとつのコミュニティになっていると感じています。サービス利用時のカスタマーサポートや担当者の方のサポートも含めて、オンラインではありますが顔が見えるプラットフォームとしての関わりも強いです。

実際に、「こんな機能があったら便利なんですけど」という要望を出すと、すぐに開発されて本当に驚きます。すぐに対応できない機能だったしても、今後の計画を伝えてくれてそれがいつの間にか実現されたりと、気がつくとどんどん便利になっていて、プロダクト開発・進化のスピードも目を見張るものがあります。優秀のエンジニアの方たちも集まり、会社の体制も強化されているようなので、これからもグッズのコミュニティの成長に期待をしています。